今日は一日、契約書との戦いでした。
お客様からのご依頼で契約書作成業務が中心でした。
今後、M&A支援を手掛ける予定の会社様からご依頼いただいた買手に対する
紹介に関する契約書と売手に対する業務委託契約書及び秘密保持契約書の案を
作成しました。
こちらの納期は今月中ですが、そう簡単に完了できるものではありませんので、
早々に完了させて案文をお客様にお渡しいたしました。
来週には一度詳細な検討の場を設けていただく予定です。
別件でこちらのお客様からは販売委託に関する業務委託契約書のフォーマットに
ついての検討依頼もいただいているので合わせて検討しました。こちらは検討の
段階ですので来週中を目処に案文の作成に入る予定です。
別のお客様からは営業委託契約書の作成依頼をいただいており、こちらも案が
できたので会社様にお邪魔して社長様と打ち合わせをしてきました。
微修正が必要な箇所がありましたので早々に再度、ご確認していただきます。
来週頭には完成できそうです。
また、他社との業務提携に関する契約書作成についてもご相談いただきましたので、
こちらも順次進めて参ります。
最後は英文の契約書です。
残念ながら私は英文の契約書を作成することはできません。
ご依頼いただいた会社様の要望を伺い、まずは日本語の契約書を作成しました。
こちらの承諾をいただきましたので、お付き合いいただいている英文契約書作成の
専門事務所に翻訳を依頼しました。
こちらは一旦、手から離れましたが、引き続き諸々対応していきます。
こんな感じで今日はひたすら契約書とともに仕事をしてました。
契約書の需要も大きなものだと実感します。
今日、お客様とお話しましたが、契約書にはいくつかの利点があります。
1つは皆さん良くご存じのリスクマネジメントの利点です。
後日、契約当事者間での言った言わないとったことを防止したり、一定のルールを
設けて明確にしておくことは契約書が持つ最も大きな利点だと思います。
2つめは主にビジネス契約においてですが、当事者間のルールを定めておくことが、
ひいては業務フローとして活きてきます。
契約書には例えば支払方法や支払期日などが定められていますのでそのまま
業務フローになります。
3つめは営業ツールという利点です。
簡単に言うと営業は、初訪、本格的な商談を経てクロージングとなります。
このクロージングの際に、契約書の利用価値があるということです。
クロージングの場に契約書を持ち込んで契約書への押印を促すことで一気に
クロージングを図るなどといったことも可能です。
もちろん契約の内容によります。数百万円の契約や長期に渡る契約の場合なでは
そうそう直ぐに押印いただくことは難しいかもしれません。
そういった場合は、簡易の申込書などを代用することもあるかもしれません。
あるいはクロージングの場で一発で押印いただけるような営業の流れを作るといった
考え方もあるかもしれません。
申込書も内容によっては契約ですからクロージングにおいて契約書の重要性は
高いと思います。このような利点がある契約書をうまく活用しない手はありません。
もちろん契約は内容が伴っていなければ何の意味もありませんので注意は必要です。
こういった視点から契約書を捉え直して契約書について検討してみたいと思います。