今日は、先日ご相談いただいた自動車分解整備事業認証に
関して調査業務を行ないました。
自動車分解整備事業の認証を受けるためにはたくさんの要件を
クリアしなければなりません。
要件を分類すると以下のようになります。
①人的要件
従業員の人数に対して定められた整備士資格者が必要です。
②工場要件
整備の対象とする車両に応じて、必要とされる工場面積が必要となります。
③設備要件
整備の対象とする項目に応じて各種設備が必要となります。
④土地要件
工場所在地の土地において工場の存在が合法かどうか。
⑤建物が適法に建築されたものかどうか。
以上が自動車分解整備事業認証を受けるにあたりクリアすべき
主な事項です。
上記の中でも特に重要なのは、土地と建物に関する事項です。
そもそも建物の建築が許されない調整区域や第一種低層
住宅専用地域など、住居の建築しか認められない地域では
工場の設営は認められません。
要件を満たしていない場合は、建築許可もおりませんので、
自動車分解整備事業の認証を受けることは難しくなります。
工場が適法に建っていても今度は、自動車分解整備事業認証の
基準を満たす必要があります。
このように土地建物の状況は、認証工場となる上で最も重要な
ポイントです。
土地や建物は、そう簡単に立て替えたり土地の用途を変更する
ことはできません。
今回もまずは土地建物に関する調査を行います。
今日は、工場所在地の土地について調査しました。
明日以降、建物についても調査・確認する予定です。