今日は、ご支援させていただいている会社様のM&A関連の業務を
行ないました。
1つに、今回は営業所の買収、いわゆる事業譲渡が行なわれますので、
事業譲渡契約書の案を作成しました。
次に、賃貸借契約を引き継ぐにあたり、貸し主サイドから提示された合意書
のリーガルチェックを実施しました。
そして今回、買収する営業所が中古車販売店ですので、新規の古物商許可を
受ける必要があるための準備でした。
M&Aの実施には、本当に多くの業務を行なわなければなりません。
会社自体の買収の場合などは、人・物・金をどうするか、営業許可をどうするか
権利義務関係をどうするかなど、法務・税務・会計・人事・労務・ビジネスなどを
多角的に判断していかなくてはなりません。
その中でも許認可関係は、重要度は高くないと判断されがちですが、意外に
M&Aの足かせになってしまうことがあります。
会社の売買や事業譲渡が完了する時点と許認可が取得できている時点が
ズレてしまうことが往々にしてあるためです。
許認可が早まる分には大きな問題はありませんが、許認可の取得が遅れて
しまう場合には、M&Aのスキームにズレが生じてきてしまうからです。
そういった意味で、M&Aに関連した許認可申請を行なう場合は、計画性が
非常に重要になってきます。
M&Aの中の大きな業務の中のほんの一部を担当させていただいているに
過ぎませんが、重要な役割を担っているそういった意識が必要です。
今後もミスのないようしっかりとご支援して参ります。