今日の日経新聞に一般ユーザーの自動車使用年数に関して車の「高齢化」進む、
と題した記事が掲載されていました。
この数年、乗用車の新車登録からの経過年数が伸びていて現在は7.48年とのこと。
また、新車登録から廃車までの平均使用年数も11.68年と4年連続で過去最高と
なっているそうです。
この記事から昨今から続く不況も大きく影響しているものと思いますが、1台の
自動車を長く使う傾向が強まっていることが分かります。
これを受けてメーカー系のディーラーなどは整備や車検の売上を拡充するための
施策を打っているようです。
中古車販売業や中古車買取業ではこの事実を受けて長期化している使用年数を
打破するため、様々な手を打たなければならないと思います。
そもそも乗り潰すつもりで自動車を購入しているユーザーに対して次の自動車の
購買意欲を刺激しなければなりませんし、自動車を買取るにしても次の自動車の
購入意欲があってこその自動車買取業でもあります。
逆に自動車整備業では、乗用車の経過年数や使用年数の伸長を受けて積極的に
整備・車検事業を展開することでビジネスが成り立つかもしれません。
とはいえメーカー系ディーラーのサービス部門が既に強化している中ですので、そう
易々と成果が上がるものでもありません。
自動車販売業にしても自動車買取業にしても自動車整備業にしても、自動車に
まつわる状況の情報収集を行なって、それをしっかりと理解し、自分のビジネスに
活かしていく必要があります。
当事務所とお付き合いいただいているお客様に出来るだけ多くの情報提供や
ご支援ができればと思います。