昨日のニュースで昨年より報道されてきたコンビニチェーンのAM/PMの買収に関して決着が
着いたことが報道されていました。
今までコンビニ業界では大きな合従連衡はあまりありませんでした。唯一サークルKとサンクス
の合併があったくらいです。
というのはフランチャイズチェーン特有の阻害要件があるからです。
フランチャイズチェーンの場合、個店単位で経営者が異なります。AM/PMは現在千数百店ある
と言われていますので極端に千数百人の経営者がいることになります。
この千数百の事業体を買収することになりますので簡単に済む話ではありません。
ですからフランチャイズチェーン同士の合併や買収は現時点であまり実施されていません。
サークルKとサンクスの例を見ても今だにサークルK店舗とサンクス店舗が混在しています。
このような阻害要件があっても今回、ローソンはAM/PMを買収しました。
阻害要件があったとしてもローソンは買収にメリットありと判断したんだと思います。
景気の悪化により中堅のコンビニチェーンは苦境に立たされていると思います。
今後、コンビニチェーンも含め各業界のフランチャイズチェーンに再編の嵐がやって来る
かもしれません。
ただし、合従連衡の際にフランチャイズ加盟店が割りを食うことがないようにしてもらいたい
ものです。
当事務所のお客様にもAM/PMの加盟店様がいらっしゃいますので、今回の買収劇に
ついて、今後についていろいろ情報収集してみようと思います。