今日は、公正証書遺言の証人をしてきました。
先月より本格的に遺言書作成の動きをしてきましたが、本日公証役場にて正式に公正証書遺言を
作成しました。
遺言者の方と公証人の口述に同席し、証人として立会い、遺言内容に誤りがないか確認した上で
遺言書へ押印してきました。
今回の遺言者は89歳と高齢であるため、公証人も1つ1つ丁寧に説明し、遺言内容を確認して
いました。遺言は、相続が紛争にならないようにするための非常に優れたツールですが、作り方を
誤ってしまうとその存在自体や効力に疑念を抱かせてしまい、より大きな紛争を招く恐れのある
ものです。
公証人もこの点を十分理解しているからこそ、公正証書遺言の作成の際は厳格な手続きを経て
行なうのです。
自分の死後、自分や配偶者と長い年月をかけて作ってきたの財産の行方が気になるというのは
もっともだとおもいます。
遺言書は、自分の財産の行方を自らが決めることができるすばらしいツールです。
このすばらしいツールを生かすも殺すも遺言書の作成に関わる私たち行政書士、公証人だと
思います。
私たち行政書士は、遺言者が求める遺言書を作成し、相続が発生した後も遺言者が遺言書で
求めた財産の行方をしっかりと行なっていく必要があります。
今回は、相続発生後の遺言執行者にもなっていますので、しっかりと遺言者の意思を尊重して
いけるよう努力していきたいと思います。