今日は前職の会社のウォークスルーに同席してきました。
今日の動きとしては公認会計士の先生が店舗に訪問し、その後本社へ訪問される形でした。
ウォークスルーというのは、内部統制システム構築手続きの1つで、会社が定めた業務に
潜むリスク低減方法がしっかり実施されているかのチェックを行なうことです。
会社で作成したフローチャート(業務の流れ図)やリスクコントロールマトリックス(抽出された
リスクのコントロール表)を基に、公認会計士の先生がリアリングしながら定められたルールを
実行者が守っているかを口頭と書面上で確認されました。
今回はあくまでサンプリング調査で、監査ではありませんのでまだ余裕があります。
今回の調査で明らかになった不備や不足している点を修正していくことになります。
今回は、ウォークスルー第1回ということもありましたので、調査する側も調査される側も
不馴れな点もあったかもしれません。回を重ねるごとに精度をあげていかなくてはなりません。
今回の経験を活かして少しずつ進化していくつもりです。
内部統制監査の段階で、内部統制システムの構築がなされておらず、監査法人より
不適正意見が出されてしまうと上場企業は、上場廃止になってしまいます。
これは上場企業にとってかなり脅威です。
しかし、ホッとしたのは、フローチャートやリスクコントロールマトリックス、リスク低減方法に
ついて不可というものはなく、修正事項にとどまっていたことでした。
昨年よりさまざまな部署の方にご協力いただいてきましたので、不可という評価を受けるわけ
にはいきませんでしたので一安心です。
とはいえ、まだ内部統制システム構築は続きますので、引き続き気を引き締めて取り組みたい
と思います。