今日は、お客様より不当表示についてのご質問を
いただきました。
近頃、企業がビジネスの中で、不当な表示をしてしまい、
消費者に誤解を与えるということで行政から指導が入る
ケースが増えています。
故意であろうと故意でなかろうと違法な行為として
取り締まりを受けてしまうので、企業としては
コンプライアンス・リスクとして認識しておく必要があります。
商品やサービスの表示については景品表示法という
法律で定められています。ご質問をいただいた会社さんは、
店舗ビジネスを展開しているので、広告やホームページ
などの中でキャッチフレーズを用いることがあります。
その中で、どのようなキャッチフレーズは問題がなくて、
どのようなキャッチフレーズだと違法となってしまうか?
考えあぐねているということでした。
ビジネスの中で多くのお客様に来ていただきたいという
思いは皆さん同じだと思います。しかし、消費者に誤解を
与えてしまうようなキャッチフレーズは使えない、
という悩ましい現実がそこにあります。
近年では、消費者保護を強化する傾向にあります。
今後もこの傾向は続くものと思われます。
企業は、消費者が正しい情報を基に購入や利用の
意思決定を行なえるよう注意しながらビジネスを
行なっていかなくてはならない時代です。
経営者の皆様は、専門家の知恵を使いながら適切な
表示を行なって、適切なビジネスを展開していただきたいと
思います。
私たちも経営者の皆様に有益な情報をご提供できるよう
常に研鑽しなければ、ならないと感じました。