加盟店とフランチャイズ本部との間で締結されるフランチャイズ
ビジネスにおいて根幹をなす、規定が定められた契約書のこと。
単純にフランチャイズ契約と呼ばれることもあります。
内容としての特徴は、比較的長期間にわたる契約であること、
違約金規定があることなどがあります。
法的な見地からの特徴としては、ライセンス契約、代理店契約、
売買契約、業務委託契約、コンサルティング契約などの要素が
含まれた非常に難解な契約であることがあげられます。
契約締結段階での特徴としては、フランチャイズ加盟契約は
約款と同様の特徴があり、加盟希望者の変更・追加要請に
合意することはほとんどありません。場合によっては本部が
変更・追加を承認し、特約書によって変更してくれることも
ありますが、期待しない方がよいでしょう。
というのも多くの加盟店を一律に扱うことがフランチャイズ
ビジネスの1つの特徴となります。そのためには契約が
一律同じである必要があるためです。
加盟する側としては、どうしても変更してもらいたい箇所が
あるが、フランチャイズ本部が変更してくれない、といった
ケースでは加盟しない方が無難かもしれません。