中小小売商業振興法等で定める開示事項が記載された
書面のこと。
フランチャイズ本部が加盟希望者と契約を締結する前の
営業段階で、加盟希望者に提示する書面になります。
本部は、加盟希望者に対して、開示すべき事項を開示書面を
交付しながら説明しなければなりません。
簡単にいうと、色もグレードも価格も分からない自動車を
買わないのと同じように、契約したらいくら払って、何が提供
されるのかを書面に明確に記載して加盟希望者に説明する
ということです。
法定開示書の機能
取引内容が明確になる
誇大広告や詐欺的な行為から加盟希望者を保護する
類似の企業との比較検討ができる
契約平等を推進する
社会的な監視が実施できる
フランチャイズ本部は、法定開示書を提示することで、加盟
希望者からの監視、社会からの監視、類似企業からの監視、
加盟店からの監視を受けることになります。
これだけ多くの監視を受けてなお、成長し続けることができる
フランチャイズ本部は優秀であると考えることもできます。
逆に、法定開示書を提示しないフランチャイズ本部は論外と
いわざるを得ません。
※ 各フランチャイズ本部の情報開示書面は、『ザ・フランチャイズ』
というサイトに掲載されていますので、加盟検討中の方は確認
してみることをお勧めします。