昨日の日経新聞に『営業秘密 管理見直し』というタイトルの
記事がありました。
営業秘密とは、企業が外部に漏れないよう社内限定の秘密
として管理している情報のことです。
例えば、製品の製造技術、顧客情報、営業マニュアル、
ノウハウなどが営業秘密にあたります。
営業秘密は、不正競争防止法で保護されています。
営業秘密とされるためには、一定の管理水準が要求されて
いました。しかし、一定の業種や中小企業などにおいては
その管理水準が高いのではないか、という批判があったため、
業種や企業規模に応じた基準を定めることの検討が開始された
とのことです。
例えば、フランチャイズビジネスにおいては、ノウハウや
営業マニュアルの存在が非常に重要になってきます。通常の
フランチャイズ本部であれば、開発した営業の秘密を保護しようと
考えるはずです。
ですから加盟店に営業マニュアルの管理徹底が指導されると
思います。
加盟店は、営業マニュアルの紛失や安易に第三者へ開示すると
いったことがないように注意しなければなりません。
営業秘密を公開したということで、不正競争防止法に基づき提訴
されてしまう可能性すらあります。
十分に注意していくべきと思います。